下から上へと時間順に、順次、活動記録を追加していきま~す。
このホームページでは、ページ内リンクができません。
ご不便をおかけしますが、ご勘弁を~。
いよいよ第1回口頭弁論です。
大勢の原告とサポーターで大法廷を埋め、審理の行方を注視しましょう!
2017年10月25日(水)
名古屋地方裁判所前(南側)
西側から訂正しました↑
地下鉄「丸の内」駅1番出口より徒歩5分
地下鉄「市役所」駅6番出口より徒歩7分
報告集会は愛知県弁護士会館です
(裁判所北隣 4階会議室←5階から訂正しました)
☞ アクセス
10:15 集合・受付 ←時間が変更になりました(9/26)
10:30 裁判前集会 *傍聴希望者多数の場合は抽選となります
11:00 開廷
12:00 終了
12:10~13:00 報告集会
(2017.09.26)
高江・辺野古のたたかいを、土木の専門知識を駆使して支える奥間政則さんをお迎えした学習会です。高江ヘリパット建設の、あまりにも杜撰(ずさん)で安全を無視した手抜き工事の生々しい実態を、画像を交えてお話ししていただきます。ぜひご参加ください!
高江は今
~森を破壊する杜撰(ずさん)な工事
2017年10月21日(土)
14:00~16:30 開場13:30
愛知県青年会館 2階第7会議室
地下鉄「伏見」駅7番出口西へ300m
→ 名古屋東宝ビル角を南へ250m
☞ アクセス
資料代:800円
奥間政則さん:約30年間、東京や沖縄の土木建築会社で働き、公共工事の現場責任者を務めて、防衛庁の発注工事も経験してきた。2015年5月から基地の反対運動に参加している。
(2017.09.26)
奥間さんはこの日、トリプルヘッダーです!午前中三重県津市、午後名古屋、夜京都で講演されます。三重県での講演は「辺野古の海はケーソンをささえられるのか」という重要問題がテーマ。元気のある方は、三重→愛知のダブルヘッダーにぜひチャレンジを!
詳しくはこちら ☞ 辺野古のケーソンをつくらせない三重県民の会 BLOG
(2017.09.27追加)
『愛知県議会への働きかけ』経過報告
昨年7月、沖縄高江では米軍のオスプレイが使用するヘリパッド建設工事に反対し、抗議の座り込みをしている非暴力の住民や支援者に対して、愛知県警を含む6都府県の起動隊500名が投入され、暴力的に排除されました。
この機動隊派遣問題を愛知県会本会議において、民進党の高木ひろし県議が6月23日「沖縄慰霊の日」に取り上げました。 ☞
当日の質問の動画はこちら (後半部分です)
支出されている機動隊派遣の経緯や派遣人数、期間等について質問した高木県議に対し、県警本部長は「派遣内容の人員や期間等を開示すれば、テロ行為を敢行しようとする勢力等が過去の事例を研究、分析するなど、将来におけるテロ等の犯罪行為を利する恐れがある」ため明らかにしないとの答弁。これに対して高木県議は「派遣内容の非開示理由は全く合理性を欠き、決算審議もできない」と警察を厳しく批判しました。
この間、住民900余名で愛知県監査委員会に提出した「住民監査請求」が却下されたのを受け、7月26日には原告211名、弁護団20名で「沖縄高江への愛知県機動隊の派遣違法公金支出損害賠償請求事件」として県を提訴しました。
さらに9月27日、民進党の警察関係特別決算委員となった黒田太郎県議と原告有志や弁護士を交えて話し合いを行いました。
黒田県議に対しては、情報公開で黒塗りになっている沖縄への派遣人数、期間、特殊勤務手当、沖縄への移動費用、装備費用などの執行費用等を県警に対して開示するよう求めるよう要望しました。
また、同席した高木県議からは「県警の情報開示がされなければ、決算審理に値しないという決算の不認定または、認定の保留に持ちこめたらいい」との話も伺う事ができました。
今まで、形式的に行われていると思い込んでいた決算委員会も、こうして私達が意見を出し働きかけをすることで、議員の方々も真摯に耳を傾け動いて頂けると言う事を実感した機会となりました。
そして、いよいよ愛知県議会の警察関係決算委員会が下記のように開催。
11月9日(木曜)午後1時~
傍聴希望者は12時半までに議会事務局に申込が必要で、10名を越えると抽選となります。
(松本八重子)
(2017.10.29)
名古屋市総合社会福祉会館で行われた、なごや北部母親大会の会場で、原告・長谷川さんの働きかけにより、当訴訟の会のサポーター受付コーナーを設けさせていただきました。写真も展示し、注目を集めました。たくさんの方が、サポーターになってくださいました。
以下、長谷川さんの参加レポートをご紹介します。
9月24日
120名を越える参加者でした。
暮らしと基地問題~安倍政権のいま
講演 黒島美奈子「沖縄タイムス記者」
沖縄戦で、4人に1人が亡くなった。から講演は始まった。
72年に本土復帰した。米軍基地は、復帰前と変わらなかったが、
70年生まれの記者にとって基地は当たり前だった。
95年少女暴行事件が起きた。
タイムスは、記事にしなかった。
10人の女性が、立ち上がり声明を発表、声を挙げた。
抗議集会には、8万5千人が集まった。
基地があるということは日々の暮らしに安全安心が、ないという事実がある。
復帰後に年金制度も始まったが、未払分を満額払える人は少なく、生活保護受給者は高齢者が多い。
辺野古新基地案が、決まって橋本首相から歴代首相と安倍首相
の違いは…
まず対話がないこと。
慰霊の日も来沖しても、すぐ帰ってしまう。
そして、暴力による反対住民への対応。
ゲート前の強制排除
7都道府県の機動隊による暴挙。
地域がNo と言っていることを強行するのは、民主主義への暴挙だ。
歴史から今の政治への提言が、重要だと。
パワーポイントを使って熱く語って頂きました。
長谷川
(2017.09.28)
9月24日なごや北部母親大会でサポーター募集作戦!協力者募集します
当会事務局の長谷川さんのつながりで、以下のイベントでサポーター募集のコーナーを設けていただけることになりました。
「誰か助けて貰えると嬉しいです」とのことですので、ご都合のよろしい方は、ぜひよろしくお願いいたします。
第37回(2017) なごや北部母親大会(北・中・西・東区)
と き:9月24日(日) 13:30~16:30
ところ:名古屋市総合社会福祉会館 7階大会議室(北区役所のビルの7階です)
(地下鉄名城線「黒川」下車1番出口右へ、黒川交差点右(南)へ300m:徒歩5分)
アクセス:http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000007858.html
内 容:第1部 オープニング 鼻笛演奏 グループ「はな坊主」
鼻笛とは、東南アジア・オセアニア・中南米などに分布する民族楽器の一種。
第2部 交流のひろば 各団体の活動報告
第3部 記念講演「メディアと安倍政権。そして沖縄の今」
講師・黒島美奈子さん(沖縄タイムス記者・論説委員)
参加費:1000円 ※どなたでも参加できます。
主 催:なごや北部母親大会実行委員会(北・中・西・東区)
連絡先:新日本婦人の会北支部内 TEL/FAX 052-914-1690
(2017.09.14)
集会は5人の弁護士さんが駆けつけ、60人を超える人が集まり大いに盛り上がった。大脇雅子弁護士は挨拶で1995年の少女暴行事件の時、大田昌秀さんともに日米地位協定問題で闘ったことを語り、裁判への意欲を示してくれた。参加した弁護士たちはそれぞれに裁判に関わる理由と沖縄への強い思いを述べた。
弁護団事務局長の長谷川一裕弁護士は簡潔に機動隊派遣の違法性が①ヘリパット工事そのもの、②多大な被害に対する市民の反対運動の正当性、③権力の政治弾圧というところにあると明らかにした。また住民の直接民主主義を実現する闘いとしての意義を強調、「沖縄に連帯した闘いの跳躍台にしてほしい」と熱く語った。
沖縄現地での闘いに参加した市民はスライドを示しながら、警察・海上保安庁の弾圧のひどさを訴え、しかし辺野古・高江での工事が地形的条件とみんなの闘いによって進んではいないことを力強く報告した。参加者の意気が上がった。沖縄の基地建設反対!裁判の勝利めざし頑張ろう! (よ)
(2017.09.16)
内河惠一弁護士
岩月浩二弁護士
長谷川一裕弁護士
沖縄現地報告
原告代表 具志堅(服部)さん
沖縄現地報告
原告 神戸さん
遠方からも参加者が
小倉勲夫さんより詳細な報告と感想をいただきました(2017.09.26更新)
17年9月15日裁判前学習会
主任弁護士の大脇雅子さんから、全体の流れの説明があり監査請求に至った理由の説明があった。
(大脇弁護士が)なぜこの訴訟に参加することになったか
1 沖縄問題に正面から取り組みたい。
2 沖縄の人たちがなぜここまで闘うのか。それは安保の最前線であり、沖縄戦を戦ってきた人々であると思った。
3 最終的には日米地位協定の改定まで進みたい。
〇請求の要旨
愛知県警機動隊(以下機動隊と称する)が沖縄県北部訓練場ヘリコプター着陸帯移設事業に伴う各種警備事業に対してH28,7,13から同年12月末日迄派遣に係る活動費用の一切の公金の支出が違法であるので桝田好一は愛知県に対して損害賠償義務を負う。依って被告愛知県知事は桝田好一に対して損害賠償を請求せよ。
の趣旨の説明があり、ポイントは1住民を守るべき警察がなぜ米軍の基地を作るために沖縄へ行くのか。
〇警察の権限は「居住者、滞在者その他の管轄区域の関係者の生命、身体及び財産の保護並びにその管轄区域における犯罪の鎮圧及び捜査、被疑者の逮捕その他の公安の維持に関連して必要がある限度において」権限を及ぼすことが出来ると規定している。本件援助要請及び派遣は「米軍基地移設工事に伴い生ずる各種警備事象への対応」を任務としていて、その目的自体警察法36条の範囲を超え、違法である。
警察法36条[設置及び責務]
①都道府県に都道府県警察を置く。
②都道府県警察は、当該都道府県警察の区域につき、第2条の責務に任ずる。
警察法第2条[警察の責務]
①警察は個人の生命、身体及び財産の保護に任じ、犯罪の予防、鎮圧及び捜査、被疑者の逮捕、交通の取締、そのた公共の安全と秩序の維持に当たることをもってその責務とする。
②警察の活動は、厳格に前項の責務の範囲に限られるべきものであって、その責務の遂行に当たっては、不偏不党且つ公平中正を旨とし、いやしくも日本国憲法の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用することがあってはならない。
〇本来沖縄県公安委員会は援助要求を警察庁に連絡して愛知県公安委員会に援助要求をするのが筋であるにもかかわらず、警察庁はあらかじめ援助要求に応じるよう通知することは公安員会の民主的運営と政治的中立性を損なう行為であるから警察法60条2項の趣旨を逸脱した権利濫用である。これは本件派遣が沖縄県にとって必要だったのではなく、政府が沖縄の基地住民の合意がないのにも関わらず、無理矢理工事強行を決め、それを実現するために多くの人数の警察職員(機動隊)を沖縄県外より派遣することを必要とした「政府の意図」によることは明らかである。都道府県警察の任務は、警察法36条により「都道府県の機関として、区域内における個人の生命等の保護に任じ公共の安全と秩序の維持にあたることを責務とするものであって、他の都道府県警察とは独立した存在である」。(警察庁長官官房『警察法解説』新版191ページとされているのであるから、当該公安委員会の「頭越しに」、国の必要性や意向によって援助派遣に備えるよう指示することは権限の逸脱であり、違法である。
1項 援助の要求「都道府県公安委員会は、警察庁又は他の都道府県警察に対して援助の要求を行うことが出来る」。
2項 「前項の規定により都道府県公安委員会が他の都道府県警察に対して援助の要求をしようとするときは、あらかじめ(やむおえない場合は事後に)必要な事項を警察庁に連絡しなければならない」。
と規定しているに過ぎない。
〇警察のヘリコプターで、民間企業の工事の作業員や資材を搬入し、本来中立であるべき警察の職務に反した。
警察法59条[協力の義務]
都道府県警察は、相互に協力する義務を負う。
〇大脇弁護士から先行行為の話がありましたが、第4公金支出の違法性の判断基準について2にあたります。私なりの理解でお話しますと、役所の行政上の行為というものは一連の流れの中で仕事をしていて、その前後には相連続する行為、仕事をしているのが普通です。大体がお金にまつわる話で財務行為、お金を支払う行為に法律違反がなくても、その仕事に先立つ行為に法律違反があれば、お金を支払う行為に法律違反がなくても法律違反となる。今回の訴訟に当てはめると愛知県警本部長が機動隊員に給料等を支払う行為に違法性がなくても、沖縄県に機動隊を派遣することが警察法に違反すれば給料等を払うことが違法となる。「前者が違法であれば後者も当然に違法となる」大体こんな話かと思います。栗本雅和さんの論文をネットで調べて「住民訴訟の対象となる財務会計上の行為について」を参考にして書きました。
栗本雅和「中京法学」1992年 26-3・4 54p-61P
弁護士内河さん、岩月さんの話
情報公開請求をしたが大部分が黒塗りで非開示であった。非開示の理由は期間、人数、金額等を開示するとテロを誘発するからという理由であった。
これは民主主義を守る闘いである。
弁護団事務局、弁護士長谷川さん
失うものがないのはスカッとする。住民訴訟で公費の差し止め請求をするのは民主主義の原点である。
ヘリパッド建設に闘う正当性、住民運動の正当性、警備警察の政治性を訴える。
警察庁からの要請は基地反対闘争の弾圧である。
正当な抵抗運動を弾圧する違法な派遣である。
住民監査請求にたいして門前払いをした
監査委員の解釈が狭い
支払いの正当性(県警側の主張)
イ 手当は勤務証明で支払った。
ロ 給料はどこにいても払う。
ハ 沖縄県警から報告がきて確認して支出命令を出した。
〇基地反対闘争にあらゆる手段、あらゆる抵抗をする。連帯して闘い、一緒に頑張りましょう。
〇原告・具志堅(服部)さんと神戸さんより
辺野古の現状説明、海上工事は今できていない、等写真で説明した。
〇10月25日11時名古屋地裁法廷
〇不服請求についての公聴会
感想
辺野古の工事を写真入りで現状の説明をしてましたが、大事なことと思いますが裁判の行方、勝つための方法、水戸、仙台地裁の事例紹介、過去の住民訴訟の最高裁の判例とかが足りないかなと思いました。担当判事の事件への傾向とか、今回の件では憲法上の問題もあるかと思いますがその点はどうでしょうか。
私が考えるには ⅰ公金支出の違法性 ⅱ情報開示非公開の違法性 ⅲ超過勤務決定過程の違法性 はありませんか。そして公金の支出は広く県民のために使うべきであって特定の政党、特定の政府のために使うべきでないと思いますが。
以上思ったままを書きました。
法令は『判例六法』編集代表西田典之・高橋宏志・井上正仁・能見義久 有斐閣2013年版を使用しました。
17/9/19 小倉勲夫
🌼🌼🌼 参加者のみなさんの感想&メッセージ 🌼🌼🌼
🌼 |
基地そのものはもちろん問題だが、それに伴う県予算が県民に対しかくされる事は問題。テロを口実に、非開示がまかり通るならば、あらゆる警察予算、人員などがブラックボックスになってしまう。 (2017.09.15 石川翼 安城市) |
🌼 |
仕事で遅刻してしまいましたが、良い報告会でした。 (2017.09.15 女性 安城市) |
🌼 |
現政府の沖縄県に対する差別的な米軍基地押しつけに対し、許すことができないという憤りを持っています。さらに、愛知県警が、その差別的政策に加担することに、いっそう怒っています。原告の一人として、協力します。 (2017.09.15 河野義人 名古屋市) |
🌼 |
何もわからないまま原告となりました。これから勉強していきます。 (2017.09.15 原科浩 名古屋市) |
🌼 |
私にもできることがあれば あると思うから 少しできる範囲で しようと思います。 (2017.09.15 堀内美法 名古屋市) |
🌼 |
沖縄の実態を広げて、サポーターをドンドン増していきます。 (2017.09.15 長谷川恒夫 刈谷市) |
🌼 |
スライドで沖縄の現地の状況が分かり、とても勉強になりました。 (2017.09.15 無記名) |
訴訟の第一回口頭弁論は、10月25日(水)に決定です。その前に、スタートイベントとして学習会を行います。ぜひ、ご参加ください!
たくさん集まり、訴訟への理解を深め、大いに気勢を上げましょう!
と き:9月15日(金)18:30~20:30
ところ:ウィルあいち セミナールーム1&2
← クリックで拡大
2017.09.01
沖縄高江への愛知県警機動隊派遣違法訴訟 裁判前学習会
日時/9月15日(金) 午後6時半~8時半
場所/ウィルあいち セミナールーム1・2
内容/高江・辺野古の現状報告
裁判の経過報告・何を提訴したか・今後の行動提起
参加者とのデイスカッション
資料代/500円
主催/沖縄高江への愛知県警機動隊派遣違法訴訟の会
連絡先/名古屋市中村区太閤通4-65 日進ビル2階
080-9487-0391 メール/aichi.okinawa.sosho@gmail.com
2016年7月からの沖縄高江のヘリパッド建設に対し、全国6都府県から500人もの機動隊を派遣し、工事を強行しました。
愛知県警の機動隊派遣に対し、923名が機動隊派遣は違法な公金支出であると住民監査請求をしましたが、実質審議もしないまま却下されました。これに対して、7月26日、原告211名、代理人20名で高江への機動隊派遣は違法であると名古屋地裁に提訴をしました。
第1回口頭弁論は10月25日に決まりました。裁判を前に、私たちは何を提訴したのか、沖縄の現状は、私たちにできることは、というテーマで事前の学習会を開きます。ぜひ、多くの方の参加を呼びかけます。
(2017.09.06追加)
8月19日・止めよう!辺野古・高江新基地!やめさせよう!安倍政権!!
山城博治さん、川口真由美さんをゲストに迎えた集会で「辺野古のケーソンを造らせない三重県民の会」と「沖縄高江への愛知県警機動隊派遣違法訴訟の会」(訴訟の会)もご挨拶と訴えの機会を得ました。
訴訟の会の訴えを最後に掲載しておきます。
前日の雨模様が嘘のように晴渡り当日は好天に恵まれ、500人以上が参加しました。
沖縄平和運動センター山城博治議長のヒロジ節は冴えて炸裂し、川口真由美さんの歌も加わって会場はたびたび拍手が湧きおこり、勇気を得た!感動した!との声が多く寄せられました。
山城さんのスピーチは言葉の力が魅力なので、内容を要約せず、一部抜粋してお伝えします。
具志堅邦子 記
「人々を限りなく困窮化させ、限りなく大資本のために動いて原発を再稼働し、グローバル政治にのっとって世界中に回った資本を守るために自衛隊を世界中に派遣して、実力で日本の資本を守ろうというそういうことなんでしょう。大資本とお友達、そして何より自身のための政治、政治の私物化、ひどいものです。」
「そういう中で起きた私たち沖縄の状況だろうと思います。軍事基地を作るためには手段を選ばない、民意がどうあれ、どんなことがあっても作るんだ、こういうことだったと思います。抵抗するやつは容赦なく、ひっとらえろ、つかまえろ、これがアベの政治です。」
「28日に私の尋問が行われます。待っていた最大のチャンスです。皆さんと共にこの裁判を勝ち抜くために28日の尋問を待っていました。」
「問われるべきは誰なのか。犯罪者として問われるべきは誰なのか、山城なのか。違うでしょう。そう問われるのは権力そのもの、アベそのものじゃないんですか。1000名の機動隊を送りつけて、あばらを折り、首を絞め、殴り倒して基地建設に走ったあのときの暴虐を許さない、あのときの国家権力の暴力こそが問われるべきです。なぜそれに抵抗した私たちが獄につながれるんですか。非情という外、ありません。」
「今日、沖縄・高江への愛知県警察機動隊派遣違法訴訟が始まっているということも聞きました。全国で拡がっているようです。ぜひ皆さん、各地で声を上げて頂きたく、心から敬意を表したいと思います。そしてつながりましょう。」
「どうぞ皆さん、運動はしなやかに、ゆるやかに、あまりがっちんごっちんにならずに頑張っていきましょう。形があるようでないような運動を。権力者を笑い飛ばしながら、明るくにこやかに運動を続けていきましょう。」
「沖縄は全県要塞化、沖縄の島々がすべて要塞化されようとしています。今いちばん申し訳なく思うのは、離島の皆さんです。それぞれの地域で囲われて、孤独な中で、孤独な闘いを強いられています。」
「島々はアベのためにあるんじゃないんです。あなたに差し出す命なんて、これっぽっちもないんです。 沖縄を戦場にさせない、がんばりをしましょう。」
沖縄高江への愛知県警機動隊派遣違法訴訟の会 からの報告
お集まりの皆さまこんにちは
お暑い中ご苦労様です。
本日は「沖縄高江への愛知県警、機動隊派遣違法訴訟」の原告として発言させていただきます。
山城博治さんをゲストとしてお迎えした今日、この提訴のご報告が出来ることを嬉しく思います。
昨年7月、全国から派遣された機動隊で埋め尽くされた高江の森での出来事を私たちは忘れることが出来ません。現場の指揮をとり、そして5か月も不当に勾留された山城さんから後ほど詳しいお話が聞けると思います。会場にも一部写真が展示されていますのでご覧ください。
まずこの機動隊派遣違法訴訟の意義について訴えたいと思います。
先ほど三重県民のケーソンを造らせない会の方からの発言がありました。
それぞれの生活の場がそのまま闘いの現場となって沖縄とストレートに繋がってきています。
辺野古土砂採取現場となっている瀬戸内海の人々も「一粒の砂も戦争のために使わせない」と立ち上がり、故郷の自然を守ることと辺野古の海を守ることがつながってきています。
そして、愛知県民の機動隊派遣違法訴訟です。
政府が高江の住民の合意がないまま、無理やり工事を強行するために愛知県警を含めた6つの都府県から沖縄へ機動隊を派遣したのは、公安委員会の民主的運営と政治的中立性を確保するという存在意義を没却し、警察法60条第2項の趣旨を逸脱した、権限の濫用であり違法です。そもそも違法な工事推進のために各都府県の機動隊派遣に税金が使われたことは「違法な公金の支出」であるとして、6つの都府県と沖縄県で住民監査請求が行われました。沖縄県以外の地域では却下されています。
愛知県では5月15日923名の県民が請求人となって住民監査請求を行いました。6月27日には実質審議がなされないまま「却下」の通知が届きました。即座に抗議声明を出し、提訴期限ぎりぎりで20名の弁護士が原告代理人として、この訴訟を支える決意をしてくださいました。
わずかな時間でしたが、211名が原告となり7月26日に名古屋地方裁判所に提訴することが出来ました。
それと、住民監査請求に先駆けて行った情報公開請求の愛知県警の開示回答はほぼすべてが黒塗りでした。
それに対しても、不服審査請求を行っているところです。情報を開示しない理由が「テロ行為を敢行しようとする勢力の存在」という荒唐無稽なものです。これに対するわが弁護士の反応が「これはやらないわけにいかないでしょう」と、静かに一言、私たちはつい心で拳を握りしめました。
この一連の活動と訴訟は共謀罪が施行された今、思いのほか重要です。
市民が警察権力を監視する重要なファクターとなるからです。
沖縄は政治のひずみが真っ先に現れる地域ですが山城さんは、辺野古で共謀罪先取りの弾圧が行われていることを告発していました。また検察の取り調べでは「誰と共謀したかを明らかにせよ」と繰り返し迫られたといいます。私たちは高江での警察機動隊による「土人」発言や暴力による弾圧、この野蛮な警察機動隊の体質を放置するわけにはいきません。
是非、みなさま、サポーターになってこの裁判を支えて下さい。会場に受付のコーナーを設けています。
プログラムにチラシを折り込んでいますのでご確認ください。裁判前学習会が9月15日、第一回公判が10月25日です。大法廷を埋め尽くして勝利を勝ち取っていきましょう
今こそ、民主主義を深めるチャンスです。ともに頑張りましょう。
服部(具志堅)邦子
ご報告が遅くなりすみません。
なお、集会の模様は動画配信されています。
あいち沖縄会議のブログで紹介していますので、
こちら↓からご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/aichi-okinawakaigi/e/50c1b8c3ff693a95d19ec0a806179398
2017.09.01
今週金曜と土曜、座り込みのリーダー・山城博治さんが岐阜と愛知を訪れます!
愛知の集会では、当訴訟の会もテーブルを出して入会コーナーを設けさせていただきます。
集会へご参加を!そして会員拡大にぜひご協力ください!
8月19日(土)15:00集会 16:30デモ
名古屋市 若宮大通公園ミニスポーツ広場
8月18日(金)18:30~20:30
岐阜市 ワークプラザ岐阜5階ホール
8月19日(土)10:30~11:00集会 11:00~デモ
岐阜市 金(こがね)公園
山城博治さんが当地方にいらっしゃるのは、2016年5月1日に愛知(4月30日に三重)を訪れて以来です。
その時はすごい盛り上がりで、山城さんがみんなに教えてくださった「辺野古ラインダンス」は、当地方でもすっかり定着しました。
この間、高江のヘリパット建設工事強行、山城博治さんの不当逮捕、5カ月の不当拘留、釈放、裁判、国連人権委員会への訴え、と激動の情勢でした。山城さんは現在も、不当にも仲間との接触を制限され、座り込みの現場に立つことができませんが、その代わりに全国を飛び回って各地で沖縄の現状を語っておられます。こうして再び、お元気な山城さんにお会いできるのは、何よりありがたいです。山城さんの話に耳を傾け、山城さんには愛知から、岐阜から、元気を持ち帰ってもらいましょう!
26回目を迎える「あいち・平和のための戦争展」が、8月10日~12日まで名古屋市民ギャラリー矢田で開催され、「沖縄高江への愛知県警機動隊派遣違法訴訟の会」(訴訟の会)も、「あいち沖縄会議」「命どぅ宝あいち」「不戦へのネットワーク」等沖縄関係のグループの合同ブースでの写真等の展示に協力しました。
今年は、安倍政権による「改憲」の具体的な動きや「共謀罪」の成立など、憲法9条を取り巻く状況が未曾有の厳しさを増す中、各ブースの展示や講演会にも危機感が漂っていました。
「訴訟の会」が展示協力した写真は、沖縄・高江に全国から派遣された機動隊500余名が、基地建設に反対し座り込んでいる人々を強制的に排除し、多様な生物の生息する豊かな森を破壊していった様子を、訴訟の会のメンバーが現地で機動隊の排除にあいながら撮影したもの。
国家権力の尖峰としての機動隊が、非暴力の市民を威嚇し弾圧する様子が、写真から怒りと共に伝わり、多くの人が足を止め見入っていました。
また、愛知県からも公金を使って高江に機動隊が派遣され、沖縄の人々が望まない基地建設に加担したのは「不当である!」と、裁判所に提訴したことも伝え、裁判を支援していただき、共に創っていくサポーター募集の呼びかけもさせていただきました。「訴訟の会」のメンバーが工夫を凝らした読みやすいチラシを手に取り、サポーター登録の手続きをする人もあり、関心の高さも実感。
今回の戦争展が掲げたテーマ「平和な世界を実現するために」、この愛知県からも皆さんと一緒に高江や辺野古の今を考え、繋がっていきたいと思っています。
(松本八重子)
夏の恒例イベント「あいち・平和のための戦争展」が8月10日(木)から始まります。
今回、沖縄関係団体「あいち沖縄会議」「命どぅ宝あいち」「不戦へのネットワーク」の合同展示ブースの一角で、沖縄高江への愛知県警機動隊派遣問題も取り上げていただけることになり、当訴訟の会もこれに協力して展示物を提供しました。
会場では、サポーター集めもしてくださるそうですので、お盆時ではありますが、お時間のある方はぜひご参加ください。
あいち・平和のための戦争展は、8月10日(木)から13日(日)まで。
今年の会場は鶴舞公会堂ではありませんので、お間違えなく!
「名古屋ドーム前矢田」駅下車「市民ギャラリー矢田」です。
あいち・平和のための戦争展のHP↓
https://aichi-sensouten.jimdo.com/
本日、大変急な取り組みにもかかわらず、提訴に35名のかたが参加して、名古屋地方裁判所民事9部に「沖縄高江への愛知県機動隊の派遣違法公金支出損害賠償請求事件」として提訴しました。
入廷前行動ではメーテレとNHKが取材にきました。提訴後の司法記者クラブでの会見にはメーテレ、時事通信社、朝日新聞社、中日新聞社、NHKナゴヤ放送局、CBCテレビ、共同通信社、讀賣新聞社が取材にきました。
原告は211名、原告訴訟代理人は、大脇雅子、内河惠一、中谷雄二、岩月浩二、長谷川一裕、篠原宏二、田巻紘子、森悠、小島智史、冨田篤史弁護士他10名です。
本日は、大脇、中谷、岩月、長谷川、小島弁護士が参加しました。
請求の趣旨
1、被告は 愛知県警本部長 桝田好一氏 金372万8252円(開示請求で一部明らかになった特別手当)を請求せよ。
2、それ以外の公開されていない公金すべて
請求の理由
1、警察法は、自治体警察であり、警察庁の主導的な介入は緊急事態に限定されている。
しかし、本件派遣は警察庁により直接愛知県警をふくむ6都府県に指示されていて警察法60条、36条に違反する。
2、本件派遣は警備を名目としながら、実質、ヘリパット着陸帯の建設に反対する住民を威嚇、不当な身柄拘束など反対住民を弾圧するものである。
多くの違法な警察活動という人権侵害するものである。こうした警察法に違反し、反対運動を弾圧するために違法に公金を支出しつづけた。
というものです。
今後のとりくみとしては、
1、サポーターを増やす。
2、学習会や集会の開催。
3、事務局の充実
4、各地での訴訟と監査請求をやったところとの連携の強化。
などを早急に話し合うことにしました。
(報告:岩中美保子)
以下で、原告が撮影した当日の動画をご覧いただけます。
■ renminさんの撮影動画@YouTube
沖縄高江への愛知県警機動隊派遣は違法として提訴
https://www.youtube.com/watch?v=yl5GfwiyQas&feature=youtu.be
■「圭破龍文(脱原発に∞万票)」さんのツイキャス
モイ!Androidからキャス配信中 -名古屋地裁司法記者クラブより中継
http://twitcasting.tv/revedisorl/movie/390077595
■「圭破龍文(脱原発に∞万票)」さんのツイキャス
モイ!Androidからキャス配信中 (報告会)
http://twitcasting.tv/revedisorl/movie/390083274
マスコミでも報道されました。リンク切れになる前にご覧ください。
■メーテレ 「沖縄への県警機動隊の派遣は違法」と提訴 名古屋地裁
https://www.nagoyatv.com/news/?id=169890&p=1
■NHK 東海 NEWS
WEB ”機動隊派遣は違法”住民ら提訴
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170726/5445711.html